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| Home > 研究活動 > 年間活動報告 > 演劇理論研究(東洋) |
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| T.概要 |
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「演劇理論研究(東洋演劇研究)コース」は、「東アジア演劇における近代」というテーマをめぐって各種の研究活動を推進している。2004 年度においては、個別課題「近現代中国演劇における身体・教育・政治」を設定し集中的な研究活動を進めると同時に、「東アジア演劇における近代」をめぐる様々な話題に関して、特別講義、国内研究集会などを開催した。また同時に、東アジア演劇の研究環境整備活動を引き続き行っている。2004 年度上半期における活動の詳細は以下のとおりである。 <事業推進担当者> 平林宣和 早稲田大学政治経済学術院助教授 <客員研究助手> 三澤真美恵 早稲田大学演劇研究センター客員研究助手 |
| U.活動報告 |
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1.定例研究会 日時:2004 年5 月15 日、15 時00 分〜 17 時30 分 場所:早稲田大学6 号館3F レクチャールーム 参加人数:14 名 報告者1: 清水拓野(研究協力者・神戸女学院大学非常勤講師) 題目:「 身体技法の習得過程から見た俳優教育―秦腔演劇学校の事例報告を中心に」 報告者2: 金成洙(特別研究生・早稲田大学非常勤講師) 題目:「 朝鮮半島における伊藤博文の文化政策「教化」」 2.国内研究集会 日時:2004 年6 月27 日、13 時30 分〜 17 時30 分 場所:早稲田大学3 号館第二会議室 参加人数:17 名 第一部: 日本演劇学会春季大会アジア演劇部門研究発表合評会 報告者1:関浩志(特別研究生・筑波大学院生) 題目:「 現代中国の歌劇様式をめぐる議論について―政治運動における歌劇『秋子』の評価を中心に」 報告者2:田村容子(神戸大学院生) 題目:「 清末民初の上海における坤劇―『申報』劇評に見る変遷」 第二部:北京文明戯シンポジウム帰朝報告会 報告者1:飯塚容(研究協力者・中央大学) 題目:「北京・中日文明戯研討会報告(初日)」 報告者2:瀬戸宏(研究協力者・摂南大学) 題目:「 北京・中日文明戯研討会報告(二日目)」 3.特別研究生研究発表会 日時:2004 年7 月24 日 13 時30 分〜 17 時10 分 場所:早稲田大学6 号館3F レクチャールーム 東洋演劇コースからは特別研究生2 名の報告が行われた。 報告者1:森平崇文(特別研究生・東京大学院生) 題目:「滑稽戯『七十二家房客』の成立」 報告者2:劉文兵(特別研究生) 題目:「 集団ヒステリーの身体表象―文革期のプロパガンダ演劇とその映画化」 4.特別講義 中国各地で行われている様々な曲芸=語り物芸能の特質について、劉蘭芳氏を団長とする中国曲芸家協会訪日団の方々による、実演を交えた特別講義を開催した。紹介された曲芸は、評書、京韻大鼓、評弾など全五種類で、それぞれ中国各地の曲芸を代表するものである。なおこの特別講義は、日本演劇学会春季大会との共催企画として開催された。 日時: 2004 年6 月25 日 14 時40 分〜 16 時10 分 場所:早稲田大学小野講堂 参加人数:約170 名 講師: 劉蘭芳、種玉傑、姚俐玲、盛小雲、李偉群(中 国曲芸家協会) 通訳:大野香織(立教大学) 題目:「中国曲芸=語り物芸能の世界」 5. プラハ・カレル大学における国際シンポジウム 「New Trends in Chinese and Japanese Theatre Studies」 プラハ・カレル大学との共催で、中国及び日本演劇をテーマとする国際シンポジウム「New Trends in Chinese and Japanese Theatre Studies」を開催した。東洋演劇コースからは以下の2名が研究発表を行った。 日時:2004 年10 月6日、10 時00 分〜 18 時00 分 場所:プラハ・カレル大学 報告者1: 李墨(特別研究生・早稲田大学演劇博物館助手) 題目:「京劇表演的程式―以《挑滑車》為例―」 報告者2: 平林宣和(東洋演劇コース事業推進担当者・早稲田大学) 題目:「 革命現代京劇英雄人物形象小論―斯坦尼体系批判和京舞体三結合―」 6.BeSeTo 演劇祭との共催企画 BeSeTo 演劇祭との共催企画として、以下のシンポジウム、講演会を開催した。 @ BeSeTo シンポジウム『アジアの舞台芸術について―演劇を中心に』 日時:2004 年11 月19 日、13 時00 分〜 16 時00 分 会場:早稲田大学大隈小講堂 司会:古井戸秀夫(早稲田大学教授) パネリスト:黎継徳(『中国戯劇』副編集長) 呉泰錫(演出家・劇団木花代表) 平田オリザ(劇作家・演出家・青年団主宰) A特別シンポジウム『グローバリゼーションと舞台芸術』 日時:2004 年11 月20 日、14 時40 分〜 16 時30 分 会場:早稲田大学大隈小講堂 司会:伊藤 洋(前早稲田大学演劇博物館館長) パネリスト:磯崎 新(建築家) 鈴木忠志(演出家) 渡邊守章(東京大学名誉教授・演出家) B ラウンドテーブル『舞台芸術の現在と今後の課題―世界とアジア』 日・中・韓3ヶ国の演出家、劇作家、研究者などによる討論会を開催した。 日時:2004 年11 月21 日、13 時00 分〜 16 時00 分 会場:早稲田大学文学部キャンパス第一会議室 C講演会『中国、韓国における演劇教育の現状と課題』 中国、韓国のBeSeTo 委員会代表であり、長年に渡り演劇教育の携わってきた徐暁鐘氏と辛一秀氏に、中韓それぞれの演劇教育の現状と今後の課題について、具体的な事例を交えた講演をお願いした。 日時:2004 年11 月22 日、13 時00 分〜 15 時00 分 会場:早稲田大学小野講堂 講演: 徐暁鐘(演出家・中国戯劇家協会副主席・中央戯劇学院名誉院長) 辛一秀(漢陽大学人文学部長) 7.中国演劇関係参考図書整備 中国大陸および台湾における演劇研究の進展による中国演劇関連の参考図書は近年非常に充実してきている。早稲田大学内には、こうした関連図書を閲覧可能な形で集約的に設置している箇所が、本センター以外には存在していない。研究拠点の形成のために、昨年度に引き続き、基礎的な研究環境構築の一環として、今年度予算の一部を参考図書の購入に当てた。 |
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