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研究概要
「アーカイブ構築研究コース」では、演劇研究センターにおける研究活動の基礎となるべく、演劇博物館所蔵資料のデータベース化・デジタルデータ化を進め、その過程で生じる問題点について、演劇資料としての特性や研究における使用方法などを勘案しながら、解決を試みている。演劇博物館所蔵資料はジャンルも多様で、点数も桁外れに多いので、微細な相違にも十分注意をはらいつつ、はやく概要が把握できるよう分類・整理を進めている。まとまったものから、順次サーバ上の検索が可能な形で公開する予定である。■研究プロジェクト 1. 「役者絵研究会」プロジェクト 2. 「浄瑠璃稀曲データベース化の研究」プロジェクト 3. 「デジタル・アーカイブ研究」プロジェクト 3-1. 近代演劇上演記録データベース構築 3-2. 現代能楽・狂言上演記録データベース構築 3-3. 検閲台本デジタル化 3-4. 東京新聞データベース ■担当者一覧
1. 役者絵研究会 演劇博物館所蔵の役者絵について、演劇資料として、演劇史・絵画史の知見をふまえた総合的な考証をおこない、データベース化をすすめる。 2. 浄瑠璃稀曲データベース化の研究 義太夫節および古浄瑠璃の現存する稀曲のデータベース化とそれにもとづく研究をおこなう。おもな研究対象として、昭和47年に本学文学部演劇専攻(当時)が新潟県佐渡において収録した文弥浄瑠璃のオープンテープ、および内山美樹子教授収集の義太夫節稀曲のオープンテープをデジタル化し、WEB上での検索・視聴(著作権保護機能付)を可能にするための基礎研究をおこなう。 3. デジタル・アーカイブ研究 3-1. 近代演劇上演記録データベース構築 同プロジェクトでは、演劇博物館所蔵の戦前(大正元年〜昭和15年頃まで)の上演資料を基に、上演記録データベースを構築することを目的とし、その基礎的作業として、2003年度はプログラム・ちらし等の上演資料について、年代・演目・劇場等のデータを中心に考証し、劇場ごと年代順に整理・分類した。また、整理・分類作業と並行して、データベースの基本項目についても検討した。 3-2. 現代能楽・狂言上演記録データベース構築 同プロジェクトでは、演劇博物館所蔵の現代(大正元年以降)の能楽・狂言に関する上演資料を基に、能・狂言上演記録データベースを構築することを目的とし、その基礎作業として、2003年度は数多ある演劇上演資料から能楽・狂言に関する上演資料を分類するための整理作業を行った。また、整理・分類作業と並行して、データベースの基本項目についても検討した。 3-3. 検閲台本デジタル化 資料概要については白川宣力『演劇博物館資料ものがたり』に詳しいが、その解説をふまえここであらためて簡単にまとめる。演劇博物館には戦前・戦中・戦後にまたがり時の為政者による検閲を受けた台本が多数所蔵されており、それらを「検閲台本」と総称している。本プロジェクトにおいて当面研究対象とするのは、ミシガン大学から1985年頃演劇博物館へ移管された総数約8,000点の「九州地方巡業劇団の検閲台本群」である。 3-4. 東京新聞演劇記事データベース 演劇博物館には、昭和18年から平成10年までの東京新聞の演劇記事が原紙保存されている。しかし酸性紙である原紙は近年非常に劣化が進み、コピーなどの利用に耐えられなくなってきているのが現状である。そこで今回、COEのデジタルアーカイブ構築の一環として、これらの演劇記事をデータベース化し、さらに重要と思われる記事をピックアップして、個々のデータに画像を添付するという試みを始めた。 |
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