新刊紹介
『明るい鏡−ルネ・クレールの逆説』 (武田潔著 早稲田大学出版部 2006年3月発行)
2006年3月はルネ・クレールの没後25年にあたるが、このたび、本COEプログラムの成果の一環として、早稲田大学の助成を得て、『明るい鏡―ルネ・クレールの逆説』を上梓した。クレールはかつて「最もフランス的な映画作家」と称されて世界的な人気を誇った監督であるが、第二次大戦後は保守的な映画の代表とみなされて厳しい批判にも晒された。本書はフランスの映画批評におけるクレールの評価の変遷を、その全キャリアにわたって再検証した“メタ批評”の書物である。
『現代演劇と文化の混淆:オーストラリア先住民演劇と日本の翻訳劇との出会い』 (佐和田敬司著 早稲田大学出版部 2006年3月発行)
ポストコロニアル・モーメントと言うべき今日、演劇が翻訳を介して文化を越え、 ハイブリッドな状況を作り出すことを、我々はどのように受け止めるべきなのか。 舞台翻訳の実践に関わってきた著者が、日本の翻訳劇の誕生と変容の歴史と、オーストラリア先住民演劇を含むいくつかの戯曲翻訳上演の事例をふまえて、演劇における文化の混淆の可能性と問題点について、探求を行う。
演劇研究センター ニューズレター Number.3発行(2006年3月)
ニューズレターの第3号を発行いたしました。
演劇研究センター ニューズレター Number.2発行(2005年11月)
ニューズレターの第2号を発行いたしました。秋におこなわれた国際的なイベントが多数報告されております。
朝日新聞「論座」2005年11月号に紹介記事掲載(2005年10月)
演劇研究センターの活動が、朝日新聞社発行の月刊誌「論座」11月号「21世紀COE道場−最先端研究を歩く」のコーナーで紹介されました。拠点リーダー・副リーダーと、助手を中心とした若手研究者6名がインタビューを受け、記事になっております。どうぞご覧ください。
演劇研究センター ニューズレター Number.1発行(2005年7月)
この度演劇研究センターでは、ニューズレター発行を企画し、第1号を発行いたしました。2007年度末のCOEプログラム終了までに計6回の発行を予定しております。今年度は11月に第2号を発行いたします。